Vol.213 “宰相の器”・・・このところ頻りに脳裏をよぎる言葉!

[その他政治・社会分野]

コロナ禍は世界的にもまだまだ先行き極めて不透明、一方、オリンピック・パラリンピックと、自民党総裁及び衆議院議員の任期切れは刻一刻と接近中、加えて、いつ起きても不思議ではない「中日本」大地震、、、、、などなど、私たちは今、いろいろな意味で「薄氷の上」に立っていると感じています。

そんな昨今、“宰相の器” という言葉がしきりに脳裏をよぎります。


私の心の師である大哲学者(故)梅原猛先生は、

    『時代閉塞の状況を破ろうとする歴史は、
     しばしばその理念が肉体に具現した英雄を生み出す』

と述べておられますが(『自然と人生 思うままに』、文藝春秋 1995年刊行)、そうだとしますと、わが国はもはや「歴史」から見放されているのではないかと心配になるところです。

梅原先生は上記書のなかで、「リーダーの条件」として以下の7つをあげておられます。すべからく納得です。


   1. 孤独に耐えられること。

   2.  時代の理念がその人に乗り移っていること。

   3. 冷徹な理性。  

   4. 修羅場に強いこと。

   5. 怨霊を作らない、あるいは怨霊の鎮魂が巧みであること。

   6. いち早く組織の危険を予知し、それに備える嗅覚をもっている
      こと。

   7. 私にこだわらないこと。 


そして私は、「リーダー中のリーダー」と言える “宰相” については、上記の中で特に、2 と 6、即ち “「時代の理念」が肉体化していること” と “組織の危険に対する「嗅覚」が備わっていること“ が特に重要不可欠と考えています。


梅原先生は更に、

    『肉体化した理性をカンというのであろう。
     カンの鈍い人はリーダーの条件に欠けている』

と記しておられますが、”鈍カンな宰相” は国を誤ること明白です。


足元の「薄氷」が溶けたり割れたりする前に、私たちは一刻も早く土台を固め直す必要がありますが、その為に今、最も必要なことはあまねく『人心の一新』であろうと固く信じています。

“宰相” 以下、各界各分野のリーダー達が一新されることにより、梅原先生の言われる『英雄』が、各所で輩出し易くなること間違いありません。

「条件」をしっかり備えた「リーダー達」、そして「リーダー中のリーダー」の出現を待望する今日この頃です。


     (『人心一新』につきましては、「令和」スタート直後に
      記しました下記を併せご参照頂ければと存じます。


     Vol.205 “閉塞打破に向け、更なる「人心一新」を!
        ——各機関・組織の長期在住トップへ『令和辞任』の勧め“


      尚、梅原先生の「リーダーの条件」につきましては、
      2009年のオバマ大統領就任3ヶ月後に記しました、

           Vol. 76 “リーダーの7つの条件“

      でも紹介をさせて頂いております)

                         (完)

2021年05月22日

≪ Vol.212 『五蘊』とは、、、 「五蘊盛苦」、「五蘊皆空」など | TOP PAGE | Vol.214 “宰相の自覚”・・・菅首相に決定的に足りないもの! ≫