Vol.193 『トロイの木馬』再び!  ———総選挙結果に思う

[その他政治・社会分野]

総選挙から早や一週間余が過ぎました。
敗軍各党内の混迷は一向に納まる気配を見せません。

この選挙ほど大方の国民にとって無意味なものはなかった、との思いをますます強めているところです。

さて選挙結果を受けて、この場で『トロイの木馬』に触れるのは2012年12月に次いで二度目です。

その選挙では、時の民主党政権(野田首相)が事前予想を更に大きく上回る惨敗を喫し、「自民党政治」への政権再交代がなされました。

私は直後に、Vol.135 “「よくぞこれほど、、、、、、、」 ———総選挙結果に思う” を記させて頂き、ジャーナリスト高野孟さんが野田首相のことを、

     “保守側から送り込まれた「トロイの木馬」か?”

と揶揄されていることも引きながら、時の野田首相を厳しく糾弾致しました。


以下はそこからの抜粋です。

      “ことは代表辞任で済む話しでは無く、民主党の解党的出直しの
      為にも野田首相はこの際、潔く議員辞職すべしと思っています。

              (中略)

      『リベラル受難の時代』が今後また長期間続くことを覚悟せざるを
       得ぬと感じているところです。“

その野田(元)首相は、”潔く議員辞職” どころか、昨年には臆面も無く幹事長に就任するという破廉恥さであり、私はそのことも今回の民進党騒動の遠因の一つと捉えています。


さて今回、“保守側から送り込まれた『トロイの木馬』” が、民進党前原代表であることは明きらかです。

もちろん『前原木馬』を率先して城内に招き入れ、そのあげく「排除」を断行した希望の党小池代表にも大きな責任があることは論を俟ちませんが、
私は、主犯の前原代表には、時の野田首相に対すると同様、”潔く議員辞職” を強く求めたいと思います。

間違っても希望の党の共同代表を目指すような破廉恥はとても許されないと考えています。


ところで今回の解散・総選挙は、国民の約7割が「大義が無い」、「評価しない」と見なしており、また、安倍内閣の支持率は投票直前のどの世論調査でも不支持率をかなり下回っていました。


それにも拘らず自民党圧勝となったのは、直接的には上記『前原木馬』の出現ですが、より本質的な問題は、「民意」が的確に「議席数」に反映しない現行選挙制度そのものにあると確信しています。

小選挙区制導入から既に20年強。
今回の結果も踏まえ、早急にその抜本的見直しに取り組む必要があると考えています。


また、首相の「解散権」に対しても何らかの歯止めが必要なことが一段とはっきりしました。
憲法改正を待つことなく、先ずは即効的な現実策の導入を強く求めたいと思います。


今後更に「アベ化」が進むなか、上記二つの改革はいずれも権力側にマイナスに働く可能性が高いだけに、その実現は一筋縄では行かないと思われますが、政治への中長期的信頼回復の為にも、与野党一体となって一日も早く具体的検討が始まることを心底期待するものです。

     (尚、「アベ化」につきましては、解散直後に記しました。

            Vol.192 “「アベ化」極まれり!”

      をご参照頂きたいと思います)

                              (完)

2017年10月31日

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