Vol.175 「今年の漢字」は『逆』!                    ———第2次安倍政権、1年目は『国』、3年目は『逆』

[その他政治・社会分野]

日本漢字能力検定協会の「今年の漢字」に、『安』が選ばれました。

それを受け安倍首相は、“『安』が『倍』増すれば『安倍』になる” とご機嫌でしたが、
私に言わせれば、“不安倍増 安倍政治” であり、もうすぐ3年目を終える第2次安倍政権には、今や不安を通り越して、恐怖心すら覚えます。


さて、そんな私が選んだ「今年の漢字」は『逆』です。

『逆』は、逆戻り・逆方向・逆走・逆回転・逆(さか)らう、、、の『逆』であり、それら全て、安倍政治と結びつくものと捉えていますが、
改めてこのサイトを読み返してみますと、私は第2次安倍内閣1年目、2013年の「今年の漢字」に、『国』を選び、“時代遅れの「近代国家」に逆戻りをし始めた” と記していました。

以下は、2年前の、Vol.149“「今年の漢字」は『国』!———第2次安倍内閣のこと、「ポスト近代国家」のこと、など“ の書き出し部分の転載ですが、安倍政治の原点を示していると今でも思っています。


      “日本漢字能力検定協会の「今年の漢字」は、先週『輪』に決まり
      ましたが、私は、第2次安倍内閣1年目であるこの2013年は、
      『国』が最もふさわしいと思っています。

      『国』はもちろん「国家」の『国』であり、それは得てして
      「国民」と対極をなすものと言えますが、「国家機密」・
      「国家安保戦略」・「国益」・「国権」・「国防軍」・「国境線」・
      「愛国心」・・・などなど、今年ほど「国民」が『国』を意識
       させられた年は近来稀です。
     
       しかし実は、今年は単にその始まりに過ぎず、安倍内閣が
       続く限り、「国権」はますます強化され、わが国は『国家優先
       の国』に、そして再び『戦争をする普通の国』に舞い戻って
       しまうこと必定です。

       “「近代国家」から「ポスト近代国家」へ” が、間違いなく
       世界の潮流であるなか、ひとりわが国のみが時代遅れの
       「近代国家」に逆戻りをし始めた訳ですが、
       はたして私たちは、このまま “『輪』になって” その道を
       突き進んで行くのか? あるいは冷静に立ち止まることが
       出来るのか?  

       私は来年が、その大きな分かれ道の年になるものと考えて
       います。“     (以下略)


さて上記、『来年が、その大きな分かれ道の年になるものと考えています』とした年、2014年には、7月1日に、憲法9条の解釈を変更し集団的自衛権の行使を容認する閣議決定がなされ、12月には総選挙が行なわれて与党が圧勝しました。

つまり私達は「分かれ道」で、昔来た道を逆に歩くことを選んだと言えます。


       (尚、総選挙結果に対する私の思いは、
   
        Vol.163 “『民主的』に『近代強権国家』に逆戻り!   
                  ———総選挙結果に思う“

        に記しました通りです)


そうした流れを受けてのこの2015年ですから、安倍一強体制の下、全体主義国家・強権国家への回帰は今や諸外国から見ても鮮明となり、外交も冷戦時代的アプローチに『逆戻り』中、経済は量的拡大志向・弱肉強食型へ『逆走』中です。

そして沖縄では民意に真っ向から『逆らって』国権発動中、、、、正に時計の針が『逆回転』している昨今です。


しかし一方、安倍内閣の支持率はこのところ再び50%近くに戻っており、

     “国民の多くは『逆』を求めているのか?”
     ”実は『逆』が好きなのか?”   はたまた、
     ”『逆』を『逆』と感じていないのか?” 

等々と、いろいろ考えあぐねるこの年の瀬です。
                            (完)

2015年12月16日

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