Vol.138 鬱積・膨張する沖縄の「マグマ」                    ーーー「本土」側はマグマ暴発の前に抜本対応を!

[その他政治・社会分野]

沖縄のマグマは、今や一触即発のレベルにまで高まっていると強く感じています。

万一、(例えば)オスプレイの重大事故でも発生すれば、沖縄中で立ちどころに「基地全面ボイコット」運動が巻き起こり、収拾のつかない事態に陥ることが容易に想像されます。

安倍首相は先月の日米首脳会談の後、『日米同盟の信頼、強い絆は完全に復活したと自信をもって宣言したい』と発言されましたが、沖縄のマグマを放置したままの日米同盟は、地雷を抱えた砂上の楼閣に等しいと断言出来ます。


マグマの根源は、国土の0.6%の沖縄に、米軍施設の74%が集中しているという積年の圧倒的な不平等構造————沖縄で使われている表現では、【差別的処遇】あるいは【構造的差別】————にあることは明白ですが、

そのマグマを煮えたぎる迄に増幅させているのは、本土側(政府のみならず国民も含め)が、沖縄の現実を直視しようとせず、あるいは見ても見ぬ振りをし、相も変わらぬ懐柔策で不平等構造を必死に封じ込めようとしている、、、、、少なくとも沖縄の人々にはその様に映っている、ことと言えます。


以下は、沖縄全41市町村長と議会議長が参加した異例の「NO OSPREY 東京集会」(1月27日 於日比谷野外音楽堂)における壇上からの悲痛な問いかけです。
 
胸にずしりとこたえます。


     『うちなーは、ほんとに日本なんでしょうか』

     『日本国民が痛みを分かち合ってもらいたい。
      県民は心の中で泣いている』

     『沖縄の問題は沖縄だけでは解決しない。
      本土全体の問題である』


そうした中、前記日米首脳会談では、普天間飛行場の辺野古移設を早急に進展させることが確認され、政府は3月中にも辺野古沖の埋め立てを仲井真知事に申請する模様です。


しかし辺野古を含む県内移設は、沖縄県議会および県内全41市町村議会が党派を超えてこぞって反対の決議をし、知事もかねてより『事実上不可能』との立場を鮮明にしているだけに、この【民意の無視】によりマグマが更にまた一段と高まること必至です。


マグマが暴発をする前に、政府と共に私たち国民一人一人も、この際改めて沖縄の実態に目を向け、人々の声に耳を傾け、心に寄り添う努力をすべきでありましょう。

その上で、日米地位協定の改定に本気で取り組む一方、普天間の県外・国外移設を含む不平等の抜本的解決策を、あらゆる角度から今一度真剣に追求開始すべきと考えます。

時間はもうそんなには残されていないような気がしています。


     (辺野古移設に関しましては、昨年2月の野田首相沖縄訪問を
      受けて記しました、
 
      Vol.122 “沖縄普天間問題、「辺野古固執」は歴史的愚挙!
            野田首相は現実を直視し、対米交渉開始を!!

      も併せご覧頂ければと思います)

                          (完)

2013年03月04日

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