Vol.129 「さようなら原発10万人集会」                       ーーーこれに参加した旧友からのメール2通ご紹介

[その他政治・社会分野]

昨年9月の「さようなら原発5万人集会」に続き、昨7月16日、東京代々木公園で「さようなら原発10万人集会」が開催されました。

主催者によれば、「5万人集会」には6万人が参加したのに対し、「10万人集会」にはなんと17万人が参加、時の経過と共に『脱原発依存』のうねりは間違いなく大きくなっていることが見て取れます。


その背景の一つとしては、今や「自民党の首相」と見間違う程になってしまった野田首相に対する全般的な信頼感の低下が上げられると思いますが、なかでも野田内閣が、条件が全く整っていないにも拘らず大飯原発の再稼働を強引に決断してしまったことは、原発慎重派にとっては許容限度を超す暴挙と映っていること間違いありません。

(百歩譲って、“暫定規準下での例外的な短期限定稼働” であればまだしも、“暫定規準下での恒久稼働” というのは、余りにも乱暴と言えます)

さて以下は、昨日の集会に参加した、私の三井物産時代の同僚である齊藤紀夫氏からのメール二通です。


一通目は、集会から帰宅されたばかりの臨場感溢れる昨夜のメール、そして2通目は、一夜明けての今日のメールです。
ご本人の了解を得て以下に転載させて頂きます。


齊藤氏からはやはり原発問題に関し、昨年11月にメールを頂戴しており、その中核部分を、“Vol.117 東日本大震災に思う(その7)  ——原発問題に関する旧友からの「怒りのメール」ご紹介” として転載させて頂いております。


そこに記しましたように、氏と私は1986年のチェルノブイリ事故時、共に異国の地で右往左往・呻吟した体験を有する、いわば『チェルノブイリ戦友』であります。

氏の変わらぬ情熱と行動力には感服するのみです。


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            (一通目——7月16日夜)


ご承知の通り、本日灼熱の下、代々木公園で「さよなら原発10万人集会」が予定通り開催されました。

大混雑が予想されたので、早めにJR原宿駅に11時頃到着したところ、既に上り階段は長蛇の列で、上りきるのに5分を要した程の混雑ぶりでした...
 
余りに暑いので、暫し木陰で体力を温存した後、折角の機会と思い、定刻30分前に主会場の第一会場前方7列目に陣取りました(それにしても約2時間、暑ッーィ...)。

定刻の13時15分に主催者側のスピーチが始まりましたが、その中でも私の印象では、落合恵子さんが何時もながら一番アピール力が有りました... 

81歳の作家澤地久枝さんの内容も良かった!
  
数ヶ月前から賛同者に名を連ねている瀬戸内寂聴師(90)も(内容はともあれ)3分間もの間直射日光を浴びながら、年齢を感じさせない声でマイクの前に立ち続けた...

坂本龍一さんも言っていた通り、原子力ムラの人口は少ないものの侮れないので、国がどう動こうと、我々賢い国民は今後もこの活動を継続することが重要であると再認識した次第。 

単なる声との ’侮 辱’ を受けた我々がなし得ることは限られていますが、少なくとも反・脱原発運動に賛同する者は、行動を継続・拡大することが重要であり、次回総選挙でその1票で意思を表示すべきと信じます。

今日の集会については、あのNHKでも午後早々に報道していた様ですが、今夜10時過ぎのテレ朝 の予定にも入っています。
明日の主要紙に期待したいものです。
                           齊藤

後記: それにしても運動に参加するには、まず体力が要ること痛感しました!
(第2には度重なれば交通費・寄付の類も軽視出来ませんね)


            (二通目——7月17日)


今朝の東京新聞1面トップのカラー写真を見ると、昨日の集会にはこんなにもすごい数の人々が来たんだなー、と改めて感じ入りました。

スポーツ観戦でもそうですが、現場で肌で直接感じとるのとTV画面で見るのとでは、インパクトの大きさが違いますね!


いつも少な目の発表をする警察が7万5千人ということは、どんなに控えめに見ても15万人規模であったと確信します。 それほどすごい参加者数でした...

主催者側スピーチ終了後、新宿など3方面に別れてパレードが整然と行われましたが、先頭が出発した後も延々と集団が待機していたので、最後部の出発完了までに2時間くらいを要したはずです。


毎週金曜日の首相官邸での集会とは異なり、 この集会には毎回各種団体の組織的動員が行われ、一部政党活動もなされますが、今回はそれに加えて、隣近所の普通の人たちもかなり多く参加したと感じられました。

参加者の平均年齢は50歳台と推測しますが、中には家族連れ・外国人も多く見受けられました。 

ともかく 単なる ’声’ とは言わせない、危機感を感じ取っている国民の心からの叫びが、今や日本全国に広がりを見せています。


この運動をこれからも ’継続’ することが肝要であり、昨日の坂本龍一氏のスピーチにも有りましたが、パブコメにも大勢の人々が声をあげることも必要だと思っています。 
    
                         齊藤


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                            (完)

2012年07月17日

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