Vol.118 『四弘誓願』 ——修行者の四つの誓いーー

[その他仏教関連]

『四弘誓願』(しぐせいがん)は仏教の言葉で、「悟り」を得ようと修行を始める者が、先ず誓うべき次の四つの根源的な願いです。


     (1) 衆生無辺誓願度 (しゅじょうむへんせいがんど)
     (2) 煩悩無数誓願断 (ぼんのうむしゅせいがんだん)
     (3) 法門無尽誓願学 (ほうもんむじんせいがんがく)
     (4) 仏道無上誓願成 (ぶつどうむじょうせいがんじょう)

 
         (宗派により一部別の語句が使われていますが、
          内容は基本的に同じです)

【むへん・むしゅ・むじん・むじょう】、【せいがんど・せいがんだん・せいがんがく・せいがんじょう】と、主語以外は全て韻を踏んでおり、声を出して唱えるべきものとされています。

それぞれの意味は次の通りです。


(1) 衆生無辺誓願度

    “出来るだけ多くの人を救い導くことを誓う”

       (最後の「度」は「済度」の「度」で、『利他』の誓いと
        言えます)

(2) 煩悩無数誓願断

    “数限りない『煩悩』を断つことを誓う”

       (『煩悩』に関しましては、
    
           Vol.54 “この世の「三毒」” 及び
           Vol.55 “『煩悩』と近代社会”

        をご参照頂きたいと思います)

(3) 法門無尽誓願学

    “尽きることの無い仏の教えを全て学ぶことを誓う”

(4) 仏道無上誓願成

    “この上ない「悟り」に到達することを誓う”

       (最後の「成」は、「成就」の「成」です)


それら四つの誓いの下、修行者に課せられた具体的な実践課題が、『六波羅蜜』(ろくはらみつ)と呼ばれるもので、

     布施・持戒・忍辱・精進・禅定・智慧

の六つですが、それにつきましては、Vol.52 “『無財の七施(しちせ)』 ———誰にでも出来る「布施(ふせ)」のすすめ“ をご覧頂きたいと思います。


日々『四弘誓願』を唱え、『六波羅蜜』を心がけていれば、凡夫であっても、「悟り」には至らぬまでも『霊格』は少しずつ上がって行くものと考えています。

     (『霊格』につきましては、

         Vol.115 “『霊魂』のこと、『霊格』のことなど” を

      ご一読賜ればと思います)

                             (完)

2011年12月07日

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