Vol.42 この世の「陰と陽」

[「この世」シリーズ]

この世の「陰と陽」、それは別の言い方をしますと「暗と明」、「逆境と順境」、「下り坂と上り坂」、「絶望と希望」、「鬱と躁」、、、、などということでしょうが、そのことに関し古代中国で次の言葉が生まれています。


     【陰極まれば陽になり、陽極まれば陰になる】

この世の「暗」、「逆境」、「下り坂」、「絶望」、あるいは「鬱」を乗り切るには、決して焦らず、もがかず、徹底的にそれを極めることである、さすれば自ずと「明」、「順境」、「上り坂」、「希望」、「躁」に反転すると喝破しています。


「禍福はあざなえる縄の如し」と言います。

「陰」と「陽」はいずれ必ず入れ代わります。

「陰」の局面では、『ここは陰に浸りきろう』と、ある種の開き直りをすることが反転の早道と思われます。


反対に、「陽」は、決して極め尽くすべきで無い、「陽」を極めると必ず「陰」になると言っていますが、それまさに【バブルは必ず弾ける】ということでありましょう。

ハンガリーの詩人ペテーフィ(1823〜1849、ハンガリー独立革命の戦火のなかで落命)は、

     【絶望は虚妄だ、希望がそうであるように】

と述べています。

絶望も希望も虚妄、この世の「陰と陽」も虚妄、所詮【この世はかりそめ】とクールに捉える人が増えてきますと、世の中少しは穏やかになると確信しています。

                               (完)

2007年05月24日

≪ 人生を考える (団塊世代の一人として) | TOP PAGE | Vol.43 「戦争をする普通の国」にまた戻りますか? ーー「海外に於ける自衛隊の武力行使容認論議」に思うーー ≫