Vol.3 企業広報は謙虚に愚直に

[企業広報分野]

企業広報に初めて携わってから早や二十年以上が経ちました。

この間、強い関心をもって、内から外から、広報というかなり特異な世界を眺めて参りましたが、たどり着いた結論が標題です。


企業の社会的責任論がますます強まるなか、企業にとって自分を取り巻く「社会」との意思疎通をいかに上手に行うかは、自らの存立にとって極めて重要なることは論を俟ちません。

しかし、その重要度が認識されればされるほど、「企業広報術」とも呼べるテクニック・タクティックスが確立し始め、マニュアル化もしつつあります。

もちろん、広報のイロハを知ることや、一通りのテクニックを覚える必要があることは当然ですが、どうも昨今、各社おしなべてややテクニックの方に重きが置かれ過ぎているのではなかろうかと危惧をしています。


徒に策を弄さず、謙虚に愚直に誠心誠意対応することが、メディアを含む「社会」との血の通った双方向コミュニケーションの基本であり、広報の要諦でありましょう。


また広報業務に携わるスタッフは、意識としては、自らの身の六分を「社会」に、四分を自分の会社に置きながら業務にあたることが、社会とのスムースな意思疎通のもうひとつの要であると思っています。

                              (完)


2004年01月01日

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